慢性アキレス腱症に対するヘビースロートレーニングと偏心性運動の比較:ランダム化比較試験
Heavy slow resistance training versus eccentric exercise for chronic Achilles tendinopathy: a randomized controlled trial
慢性アキレス腱症に対しHSRは偏心性運動と同等以上の効果を持ち、患者の好みで選択可能。
収録論文: 5件。重要度順に一覧表示しています。
今週の論文配信から、院内共有しやすい臨床上の読みどころをまとめています。
おやま整形外科クリニック リハビリテーション科 2026年6月2日配信分 | 作成: Claude AI
慢性アキレス腱症に対して「ヘビースロートレーニング(HSR)」が偏心性運動と同等以上の効果をRCTで実証。「偏心が痛くてできない」患者への処方の選択肢が明確に広がる週となりました。
① 慢性アキレス腱症:HSR vs 偏心性運動(★★★★★) VISA-A改善はHSR群+32点・偏心群+28点と同等以上。偏心で疼痛増悪する患者にはレッグプレス等でのHSRが有効な代替手段となります。
② 膝OA:PRP vs ヒアルロン酸 メタ解析(★★★★★) 28件のRCT統合でPRPは6ヶ月時点の疼痛改善が有意に優れる(SMD -0.48)が、12ヶ月では差が縮小。費用対効果の説明場面で活用できるエビデンスです。
③ 骨粗鬆症:ロモソズマブ→デノスマブ逐次療法(★★★★) 高骨折リスク閉経後女性で股関節骨折が42%低減(HR 0.58)。骨粗鬆症患者の治療継続意欲を支える関わりが一層重要になります。
④ 70歳以上の腱板修復術(★★★★) 機能改善は若年者と同等ですが、再断裂率28%の事前説明が鍵。高齢患者への術後リハでは「再断裂ゼロ」前提を置かない丁寧な目標設定が求められます。
⑤ ACL再建後スポーツ復帰基準(★★★) 「術後○ヶ月」ではなく筋力・機能テスト基準での判断が再損傷リスクを半減。復帰判断に客観的クリアランス基準を組み込む根拠として使えます。
本ナラティブはAIによる論文要約をもとに作成しており、個別患者への適用判断は必ず原著論文および担当医の指示に基づいてください。
「院内共有候補」の印は、院内で共有しやすい論文です。気になった論文は、論文の読み方のプロンプト集(信頼性のチェック・自院への当てはめ)で深掘りできます。
Heavy slow resistance training versus eccentric exercise for chronic Achilles tendinopathy: a randomized controlled trial
慢性アキレス腱症に対しHSRは偏心性運動と同等以上の効果を持ち、患者の好みで選択可能。
Platelet-rich plasma versus hyaluronic acid for knee osteoarthritis: updated meta-analysis of 28 randomized controlled trials
膝OAに対しPRPは6ヶ月時点でヒアルロン酸より疼痛改善効果が高く、長期差は縮小傾向。
Romosozumab followed by denosumab reduces hip fracture risk in postmenopausal osteoporosis: 3-year observational study
ロモソズマブ→デノスマブ逐次療法は高骨折リスク閉経後女性の股関節骨折を42%減少させる。
Outcomes of arthroscopic rotator cuff repair in patients over 70 years: systematic review and meta-analysis
70歳以上でも腱板修復術の機能改善は若年者と同等だが、再断裂リスク(28%)の事前説明が重要。
Return to sport after anterior cruciate ligament reconstruction: criteria-based versus time-based clearance—a prospective cohort study
ACL再建後は期間ベースより筋力・機能テスト基準での復帰判断が再損傷リスクを半減させる。